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頑張って!農林水産省

先日、平成25年度の有害鳥獣捕獲説明会が自治体主催で開かれました。来年度から変更される点を中心に、説明がありました。変更される点は次の2点。
① 有害鳥獣捕獲許可の期間の変更
② 捕獲個体の確認方法の変更

①は、今年度まで、許可の期間は「猟期と猟期の前後15日間を除いた」4月1日~3月31日の間とされており、前期、後期の2回に分けて許可されていました。来年度からは「通年」となります。猟期の間もその前後15日間も有害鳥獣捕獲の期間となります。これは、国から「有害鳥獣捕獲の期間を通年とするよう徹底する事」という旨の通達に対応したものと思われます。
②は、先日の記事「時代が私たちに追いついた?」で話題にした農林水産省の「鳥獣被害防止緊急捕獲等対策」の実施に合わせ、捕獲個体の確認方法をこの制度に合わせるための変更です。大変ありがたい政策なのですが、これが実際には、ほぼ不可能と思われる確認方法でびっくりします。会計検査対策と言う事も解かりますが・・・。

説明会の質疑応答では、確認方法についての質問が多く出ていましたね。

農林水産省のウェブサイトで「鳥獣被害防止緊急捕獲等対策実施要領」を見てみると「第4 事業の内容等」という部分があり、その中で「2補助対象経費」についての記述があります。さらに(2)で確認方法について示されています。

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基本的には自治体担当者が現場に確認にいくこととなっています。しかし、年間数百頭もの捕獲許可が出るのに、自治体担当者(鳥獣担当専属ではなく他業務と兼務)が1件、1件確認する事は絶対に不可能ですね。
そこで、それが困難な場合には別の確認者が確認書を作って捕獲個体の写真と指示された部位を提出する事となっています。
まず、写真の条件が「捕獲個体全体と捕獲者が写っており捕獲場所が特定できる日付入りの写真(捕獲個体の右側面に捕獲日をペンキ等で記入する事)」となっております。突っ込みどころ満載ですね。「捕獲場所が特定できる」・・・?捕獲したその場所で撮影しても畑や山の中ではこれといった特徴的なものを写し込む事は不可能でしょう。何を写し込めばいいというのでしょうか。さらに「捕獲個体の右側面に捕獲日をペンキ等で記入」とあります。「鹿」や「猪」なら書き込めますが、「猿」となるとかなり難しくなり、「鳩」や「ヒヨドリ」にはどうやって書くのでしょうか?例え書けたとしても、捕獲者も写り込まないといけないので書いた日付が確認出来るようにするにはどのような構図で撮影するのでしょうか?個人的には、ひとりで捕獲作業をすることが多いので、写真を撮るのが非常に困難になりますね。手順としては、

捕獲場所が特定できる特徴あるアングルを探す⇒獲物を吊り上げる。⇒ペンキで日付を書く。⇒三脚にカメラをセットする。⇒タイマーではいチーズ。みたいな感じでしょうか?

そこで、以前撮影した写真を加工してシミュレーションしてみました(笑)
IMG_2225_convert_20130324010257.jpg
捕獲場所が特定できるアングルは諦めて、ホワイトボードで示す事にしてみました。これで合格でしょうか。

 続いて、「捕獲個体又はその部位」の提出についてですが、条件は「獣類にあっては原則として尾、両耳および牙、鳥類にあっては原則として両脚」となっています。こちらも突っ込みどころがありますね。鳥類は良いとして、獣類の「牙」というのは・・・「猪」の牙は、実際歯茎から出ている部分は牙全体の1/4~1/5ほどで、後の3/4~4/5は、あごの骨にえぐり込むようなカーブで埋まっています。簡単に抜けると思います?いちいち切るのでしょうか?「ハクビシン」みたいな小動物の牙は豆粒より小さいのですが、これも抜くのでしょうか?「鹿」には牙がないけど・・・?
 最近「おしい!広島県」と言うのが話題だけれど、まさに「おしい!農林水産省」って感じです。実際に「鹿」や「猪」を獲った事や解体した事がない人が「実施要領」を作るのですから、しょうがないと思いますけど。もう少し現場で作業する人がやり易い方法でもいいと思います。政策としては、本当にありがたい。でも、実際この条件を完全にクリアするのは無理ではないでしょうか。
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わたしは

先週、理事会でこの話が出たので「土日も休みなしで駆除しているんんだから、休みでも役所が確認に来るのはあたりまえだろう」て、言いました。
こちらもお金をもらうのだから、詳しい写真提出になってもさほど手間はかからないのでやったらいいと思います。
でも、他の方たちはしかめっ面でしたけど(笑)

Re: わたしは

川ガニさん、おはようございます。
そうなんですよ、役所の職員が確認に来てくれるのが、一番良いんですけど鳥獣害専属の職員がいるわけでもなく、現実的ではないですね。
こちらも、役人に突っ込まれないような写真を用意するつもりでいますけど。
要らぬ心配ですけど、説明会に来ていた80歳オーバーの猟友会の先輩方は正しく理解したのか・・・説明聞いてるように見えなかったけど・・・

ペンキで書けって

オイラの方にもそんなお達しが来ましたね。
ホワイトボード書きこみは原則認めないって言ってました。
猿にペンキで書けって・・・毛の長いサルに書けないと思いますよ。
なので、牙だの耳だの言わないで、全部持ってくからと脅したところ、それは困る・・だそうです。
まあ、写真なんぞ撮ったところで山ん中、場所の特定なんて分からん人には全く分からんでしょうな。ボクチャンの牙なんぞお湯で3時間も煮込まなくちゃとれませんからね。
いかんせん、駆除に対する予算と言うか、今迄の報償があまりにも安すぎて(子供のお年玉より少ないくらい)弾を買う事も出来ないのですから・・・
現場の人間の話しをレクチャーして決まりをつくって欲しいところですね。
私たちも、こういう面では積極的に行政に意見していくところです。

Re:ペンキで書けって

kuma仙人さん、こんばんは。
ホワイトボードの作戦駄目でしたか。なんか考えないといけませんね。
猿に日付を書くには、我が猟友会では、「右側だけ毛を剃って書いたらどうだ」と冗談とも、真面目とも取れる感じで話している人たちもいましたね。

これは困ります

いつもブログにコメントありがとうございます。

こちらでもその話は聞きました。
これは非現実的なばかりか、イノシシの牙をキーホルダーに加工している我が家の親父や、イノシシの耳を食べている私は困りますねぇ…。

尻尾と鼻くらいで良いと思うのですが。
嫌がらせのように血の滴る頭を丸ごと置いて来ますかね~(笑)。


あとは有害鳥獣捕獲隊に入っていないハンターに対して報奨金が出ないということも大きな問題ですよね。
やっていることは同じなのに、怨嗟の声が出ること必至ですね。

Re: これは困ります

じゃんさん、こんにちは。
 そうですね、毛皮として有効活用しようとする人もいらっしゃるでしょうから、ペンキで日付を書くのも嫌がる人もいるかもしれませんね。あっ、イノシシの「耳」食べるんですか?そうか、「ミミガー」的な感じで食材も有りですね。毛は・・・剃るのかな?

 こちらでは、真面目に「牙抜いて、耳切ってなんて面倒だから、いっそのこと『尾』と『頭』でいいのでは?」という意見も出ていましたね。
 
 こちらは、山奥の小さな自治体ですから、なるべく、報奨金の問題が出ないように「猟友会員=有害鳥獣捕獲隊員」という位置づけで実施すると思います。もちろん、自分の意思で有害駆除には参加しないという会員もいますので、「=」と言うより「≒」って感じですかね。
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